こんな人にオススメ
この記事は『メンタルケアしたい』『モチベーションを上げたい』人にオススメです。
人工知能で、メンタルケア!?

人から言われた言葉で励まされ、前向きになったという話は決して珍しくありません。
メンタルをケアするとき言葉は大事で、これによって心が良い方向にも悪い方向にも進みます。
そしてそれは『ロボット』に言われたとしても同じです。
私たちはロボットが相手でも褒められれば喜び、貶されれば苦痛を感じることが実験でわかりました。
言い換えると、人工知能を使えばメンタルケアが出来るということでもあります。
カーネギーメロン大学が行ったこんな実験があります。
ロボットの言葉でもメンタルダウン。

この実験では被験者40人にゲームを35回プレイしてもらい、その最中ロボットから言葉を投げかけられます。
投げかけられる言葉は以下の通りです。
①被験者に対して暴言を吐くパターン。
②被験者に対して賞賛の言葉を言うパターン。
このように誉め言葉か悪口かどちらかを言われるわけですが、言う相手はロボットです。
どのような言葉を言われても、感情がないのだから気にしなくて良いと考えることもできます。
しかし実験の結果、ロボットに賞賛された人はスコアが伸び、逆に批判された人はスコアを伸ばすことができませんでした。
つまりロボットだと理解していても、言葉によって人間の能力が変わってしまうことがわかったのです。
この実験では、暴言に耐え兼ね研究者チームに苦情を言う人も出たことから、いかにネガティブな言動が人の能力を下げることがわかります。
誰に言われても誉め言葉は嬉しい。

先程の実験の注目すべき点は、賞賛された人のスコアが伸びたことです。
勿論、賞賛された人もそれがただのロボットの言葉で、心が籠っていないということは理解しています。
しかしそれでも脳は嬉しさを感じ、能力にまで影響が出てしまうのです。
この実験結果を有効活用するなら、私たちもAIを使い自分を褒めることが効果的だということです。
理屈では気持ちがない言葉だと理解していても、脳に心理的なプラスの影響が出ることが期待されます。
Googleやアプリを活用する。

例えばGoogleのアシスタント機能を使えば、賞賛の言葉を言ってもらえますし、スマホのアプリでも似たような機能を持っているものもあります。
それを使えばセルフでメンタルケアをすることができ、励ましによってパフォーマンスを上げることが可能です。
私たちは自信が無くなった時、素直に『褒めてほしい』『慰めてほしい』とは言いづらいもの。
人付き合いが苦手な人だと、そのようなことを言ってくれる相手がいない場合もあるでしょう。
そんな時でも、人工知能を使って自分を励まし、モチベーションやパフォーマンスにプラスの作用をもたらすことができます。
本当に気分が滅入った時は人付き合いも億劫になりがちです。
そんな時、ぜひAIを使うことをお試しください。
記事のまとめ
①ロボットの言葉でもメンタルに影響が出る。
②アプリやアシスタント機能を使い、メンタルケアをする。