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目標を宣言すると、達成できない!?
新年の目標を作る際の注意点について解説。


こんな人にオススメ

この記事は『目標を達成させたい』『やる気をUPさせたい』人にオススメです。

新年の目標を作る際の注意点。



新年になり、新しい目標をつくる人はとても多いです。
それはとても素晴らしく、新たな目標は人間を前向きにさせてくれます。




しかしその目標を『公言』していたとしたら、注意が必要。
何故ならモチベーションを公表すると、それだけでやる気とパフォーマンスが下がるという研究結果があるからです。




ニューヨーク大学のペーター・ゴルヴィツァー氏が行ったこんな実験があります。

公言するとやる気が下がる。



この実験ではまず、法学部の学生に対して『法律の勉強に対する意欲』を尋ねます。
答え方は2通りあり、以下の通りに学生は答えました。


①学習意欲を匿名のアンケートで答えたグループ。
②学習意欲を公の場で答えたグループ。




その後研究チームは、両グループのモチベーションを測定するため、『刑事訴訟の分析』という偽のプロジェクトの協力を求めます。


研究チームは出来るだけ結果を出すよう学生に求めましたが、同時に『いつ辞めても良い』ということも伝えました。




その結果①『学習意欲を匿名で答えたグループ』のほうが高いモチベーションを発揮し、プロジェクト達成に前向きな姿勢を示しました。
それに対し②『公の場で答えたグループ』の場合、モチベーションを発揮せずプロジェクトを熱心に取り組まないことが分かりました。




つまり決意を公言すると、逆にパフォーマンスが下がってしまうという結果が出てしまったのです。

宣言は、脳が勝手に満足してしまう。



この実験結果に大してゴルウィツァー氏は、『目標を公言すると、脳が目標に近づいたと認識してしまう』と述べています。

つまり実際には何もしてなくても、宣言すると脳が『達成した』と誤解し、ある種の満足感を得られてしまうのです。


勿論、それが悪いわけではありませんが、その気持ち良さに溺れてしまうと『ただ宣言するだけの人』になってしまいます。
先程年明けに目標を作ることを例に出しましたが、同時に達成できなかった経験がある人も多いと思います。




その原因は、脳が勝手に『達成したと勘違いした』ことが関係しているかもしれません。

大事な目標は心に秘める。



また困難な目標は、そもそも挫折をしやすいという側面があります。
そして達成できなかった場合、周囲の人から『一貫性のない人だ』と思われる可能性があります。


そういった意味でも、達成が難しいことは心の内に秘めておくことが賢明と言えそうです。
勿論『宣言するとやる気がとにかく出るんだ!』という人は、そうして問題ありません。




大事なのは『目標を宣言することは逆効果なこともある』と知っておくこと。
これを知っておくだけで、あなたが目標達成できる確率はグンと上がります。


大事な目標を決める際、ぜひお試しください。

記事のまとめ

①やる気を宣言すると脳が勝手に満足してしまう。
②大事な目標は、無闇に宣言しない。

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