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人は考えると行動しなくなる!?
科学的に分かるやる気が下がってしまう思考と、行動力を上げる方法

こんな人にオススメ

この記事は『行動力を上げたい』『意志力をコントロールしたい。』人にオススメです。

行動できない原因は、考えすぎにある?

あれをしよう、これをしようと考えていると…。

皆さん、『色々考えすぎて行動に移せない!』なんて悩みはありませんか?
例えば休日家にいて『買い物に行こうかなあ、いやその前に掃除しようか?でも銀行にも行かないと…うーんどうしよう。』なんてことをグダグダ考えていたら夕方になっていて結局何もしない…。

こんな風に時間を無駄に消費してしまう人は、現代社会では珍しくありません。
記事を読んでいる人も、資格の勉強や健康のための運動などで、何をするか考えすぎた結果行動に移せないことに、身に覚えがある人も多いのではないでしょうか?

しかし『考えすぎると行動に移せない』のは、ある意味至極真っ当と言えます。
科学的な話として人間は考え、分析をしすぎると逆に行動力が無くなってしまうのです。
ミネソタ大学のキャサリン・ボス氏が行ったこんな実験があります。

意思決定するほど、自己コントロール能力が落ちる!?

我慢することには、限界がある。

実験ではAチームBチームに別れ、冷たい水の中に手を入れて貰います。
しかしBチームにだけ事前にあることをしてもらいました。

  • Aチーム できるだけ長く、冷たい水の中に手を入れて貰うよう指示。
  • Bチーム 同じく、出来るだけ冷たい水の中に手を入れて貰う。ただし事前に好きなTシャツや大学の講座などを選択してもらう。

つまり、Bチームにだけ事前に考え事や何かの意思決定をしてもらいました。
そして実験の結果、Bチームのほうが冷水から早く手を出すという結果が出ました。
また同じように数学の問題も解いて貰ったところ、Bチームのほうが諦めが早くミスも多かったそうです。
つまり、選択や考え事が多くなると人は自制心が無くなり、パフォーマンスが落ちてしまうのです

パフォーマンス低下はウィル・パワーの消耗が原因。

考えることはエネルギーを使う。

なぜ先ほどの実験でBチームのパフォーマンスが落ちたのか?
その答えはウィル・パワーを消耗してしまったせいだと考えられます。
ウィル・パワーを簡単に説明すると、思考や感情をコントロールする力で、これは集中力とも関係しています。
そしてウィル・パワーは『有限で、意思決定をすると消耗する』と考えられています。

つまり意思決定を沢山するとウィル・パワーを消耗し、思考力が落ち感情的になりやすく、集中力を発揮できない…ということです。
先ほどの実験で、事前に意思決定したBチームのほうがパフォーマンスが悪かったのは、ウィル・パワーを消耗してしまったからだと推測できます。
単純な話、人は意志決定が少ないほど集中力を発揮し、それが能力や繋がってしまうのです。

選択する力は有限。

忙しすぎると、何も考えたくない…。

意志決定の多さが行動力を奪うことは日常生活でよくあります。

例えば会社で一生懸命働いた後、晩御飯の献立を考えるのが非常に億劫…なんて経験はありませんか?
これは仕事で多くの意思決定をして脳のエネルギーを消耗し、『何を食べる』という選択をするのが苦痛になってしまうためだと考えられます。

例え仕事で疲れていたとしても、健康を考えれば料理をつくり野菜を食べた方が良いと皆が知っています。
そのほうが栄養を取れて疲労も解消でき、翌日の仕事にもいい影響を与えてくれるでしょう。
しかしそれでも結局楽で手間のかからないカップ麺やコンビニ弁当を買ってしまう人は珍しくありません。
脳が無意識のうちに楽な選択を望み、エネルギーの消耗を抑えるためです。
このように人は意思決定に労力を使ってしまった後では、自制心や自己コントール能力が落ちてしまいます。

では、意志力を無駄に使わず、やりたいことをやり抜く方法は何か?
またウィル・パワーを無駄に消費しない対策は何か?
そのポイントを三つご紹介します。

①やることを、具体的に決めておく。

紙に書きだすのがオススメ。

まず一つ目は具体的な行動をあらかじめ決めておくことです。

例えば寝る前に『朝起きたら○○をやる』を紙に書いておくことは効果的です。
この時内容は曖昧なものではなく、具体的なほうがいいでしょう。
例えば『運動をする。』では朝起きて『どんな運動をしよう?』と考えてしまいます。
そうではなく、具体的に『マラソンを20分する。』とハッキリして、考える機会を減らしましょう。
予め行動を決めておけば意思決定する手間を減らせ、余計なエネルギーを使わないで済みます。

②ルーティーンにする。

習慣になっていることは、楽にできる。

二つ目は生活をルーティーン化することです。

例えば朝起きて『顔を洗う。』『歯を磨く。』なんてことを、特に意識せず毎日行っている人は多いですよね?
人は習慣化していることは疲労感を感じずに行えます。

よく『家の鍵を閉めたかどうか忘れた。』なんて話は聞きますが、これも習慣化していることは半ば無意識に行うため、余計な脳のエネルギーを使わず記憶に残らないという仕組みです。
つまり、習慣化すると『脳が楽を出来る』ということです
これを利用し、勉強したいときはまずは一日10分でもいいので机に向かいそれが習慣になるまで続けましょう。
あまり長時間の作業は習慣化しにくいので、最初は短時間で終わらせる程度で十分と思われます。

③整理整頓する。

いらないものは置かず、スッキリと。

三つめは整理整頓です

大事な作業をする机の上が散らかっていると視覚情報が増え、余計なウィル・パワーを使ってしまいます。
これを避け予め物の位置を決め、収納できるものは片付けておきましょう。
こうすれば、『散らかっているものをどうしよう?』と考える労力を減らせます。

また忙しい現代人は、家の掃除をするタイミングを意外と適当です。
気分が乗ったらなんとなくやる、というスタイルの人は珍しくありません。
そうではなく、例えば『晩御飯の後はお皿を洗う。』と決めておきましょう。
そうすれば、翌朝にお皿を洗うかどうかで悩みません。
散らかっている部屋ときれいな部屋では、当然きれいな部屋のほうがパフォーマンスを発揮できます。
意志力確保のため、整理整頓をぜひ取り入れてください。

記事のまとめ

①意思決定や選択は、、ウィル・パワーを消耗する。

②ウィル・パワーを消耗すると、意志力が低下する。

③余計に考えるのを減らし、ウィルパワーを確保しよう。

人間の脳のエネルギーには限りがあります。
ぜひ、記事の内容をご活用ください。

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