ストレス対策 ポジティブ 心理学

自分で決断できない人は不幸になる!?
健康にも影響がでるセルフコントロールと幸せになる科学的な方法。

こんな人にオススメ

この記事は『幸福度を上げたい。』『人生の質を上げたい。』人にオススメです。

自分で決断できない人は、不幸せ?

意思決定と幸せの科学的な関係。

皆さん、何かの判断をするとき自分で決めていますか?

日本人は空気を読むことに長け、和を重んじる国民性です。
何かを決めるとき、自分の意見を殺し相手に合わせる…なんて人は珍しくありません。
また、相手に合わせることはコミュニケーションにおいて利点が多く、人間性の良い部分だと評価されます。
『結構人に流されること多い。でも人に決めてもらうことって楽なんだよね。』と考えている人も少なくないでしょう。

確かにそういった意見もごもっとも。
物事の判断には脳のエネルギーを使うため、何も考えず流された方が楽なことも多々あります。
しかし普段からそのクセが身についているなら、注意が必要です。
意思決定と幸福感には強い関係性があるからです。
人は自己コントロール感を持つと幸せになり、逆に言うと人任せは幸福感を下げ健康に悪影響が出る可能性があります。

自己コントロール感に関して、ハーバード大学で行われたこんな実験があります。

自分で選べることは、健康にもつながる。

決定権と幸福感は関係している。

老人ホームで行われた実験です。
実験では入居者の老人に協力してもらい、観葉植物を育ててもらう実験をしました。

  • A 植物を入居者自身で育てたグループ。
  • B 植物を施設の職員が育てたグループ。

つまり片方のグループにだけ、植物を育て方に裁量権を持たせました。
その結果半年後の死亡率は『B 植物を施設の職員が育てたグループ。』が約30%だったのに対し『A 植物を入居者自身で育てたグループ。』の死亡率はなんと15%と大幅に減りました。
植物の管理を人に任せず自分で管理するというだけで、人の寿命に大きく影響がでました。
人間は自分に決定権があると、それだけで長生きになってしまうのです。

また学生が施定期的に施設を訪問する実験では、こんなことも行いました。

  • A 学生が次に訪問する日時や滞在時間を、入居者自身で決めてもらうグループ。
  • B 学生が次に訪問する日時や滞在時間を決めるグループ。

これも入居者に決定権を持たせるグループとそうではないグループにわけるという実験です。
この実験の結果、『A 学生が次に訪問する日時や滞在時間を、入居者自身で決めてもらうグループ。』ほうが活動的で健康になり、さらには薬の使用量も減ったというのだから驚きです。
しかし実験が終了した数か月後、Aグループの死亡者が大幅に多くなりました。
これは、実験が終了したことで決定権がなくなり、自己コントロール感が欠如してしまったためだと推測できます。
人は自己コントロール感を得られると、それだけでイキイキと健康になりますが、逆にそれが奪われてしまうと寿命にまで大きく影響が出てしまうのです。

コントロールの喪失はストレスになる。

厄介なストレスの原因。

心理学では、自分で何かを決めることをセルフコントロールと言います。
セルフコントロールを少し難しく説明すると、自分の意志で感情や思考、行動をコントロールすることです。
このセルフコントロールは人間の幸福感と強い関係があるとされ、多くの実験でそれが報告されています。

例えば皆さんも仕事でイライラすることはあると思いますが、そのストレスの一因はセルフコントロールが関係していると思われます。
仕事で進捗の予定を立てても、トラブルや人員不足で予定通りに物事が進まないことはありませんか?
このような状況で幸せに思えたりする人は少なく、ストレスを感じるのが普通だと思います。

子育てをしている親が子供にイライラしてしまうのも、自己コントール感の欠如が一因です。
幼い子供は親の都合を考えて行動することができません。
親は子供に合わせ、生活スタイルも変えなければいけないでしょう。
そういったコントロール感を得られない状況だと、どうしてもストレスがかかり幸福を感じにくい…ということになってしまいます。

勿論そうは言っても、仕事や子育てが人間を不幸にするという話ではないです。
職業や家族が人生の幸せと繋がることは言うまでもありません。
あくまで人間の脳の仕組みの話として、セルフコントロールと幸福感は関係しているということだけ知っておいてください。

対策は予定を立てること。

大事なのはコントロール感を高めること。

とはいえ、人間はビジネスや家庭において、何でもかんでも自分一人で決められるわけではありません。
セルフコントロールが良いものだと知っていても、誰かに従う場面は多々あるでしょう。
そんな生活の中でコントロール感を持つ方法は、休日に予定をつくることです。

例えば休みの日に何もせずゴロゴロし『ああ今日も何もしなかったなあ…。』と自己嫌悪に陥ってしまった経験はありませんか?
そうならないためにも、簡単な料理をつくったり手頃なゲームをクリアするなど、何でも良いので自分で時間をコントロールしている意識を持ちましょう。
仕事だと予定通りに進まずイライラしますが、プライベートの簡単な用事なら難なくクリアしやすく達成感とコントロール感を実感できます。

また自分なりの日課をつくることもオススメです。
健康に気を使うなら10分のウォーキングを習慣にしても良いですし、先程の老人ホームの実験のように観葉植物を育ててみるのも効果的です。
とにかく予定や日課をつくり、それをクリアすることで自己コントロール感を実感しましょう。

人生生きていて、全ての決定権を持つことは不可能です。
仕事や家庭でも、相手の意見に合わせることがベストな場面は多くあります。
何かに縛られ、時には強制され従うこともあります。
そんな中でも人はコントロール感を高め、自分で自分を操作している確かな実感を持つことは可能です。
自分で自分をコントロールしていると思い込めることが、何より大切なのです。
セルフコントロールと幸福感は大いに関係があるので、人生の質を高めたいとき改めて注意を向けてみてください。

記事のまとめ

①セルフコントロールは幸福感や健康と関係している。

②休日に予定を立てて、コントロール感を得よう。

ぜひ、ご活用ください。

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