コミュニケーション 人間関係 心理学

レッテル張りをすると親切な行いが増える!?
~コミュニケーションで実は使えるレッテル張りとラベリング効果について解説~

こんな人にオススメ

この記事は『コミュニケーションのテクニックを身に着けたい。』『人間関係を良好にしたい。』人にオススメです。

実は効果的な『レッテル張り。』

コミュニケーションで使える。

誰しも人間関係は良好に保ちたく、それゆえ人間関係で多くの人が頭を抱え悩みます。
コミュニケーションに関する本が巷で溢れているのも、やはりそれだけ多くの人の悩みになっているからでしょう。

そんなコミュニケーションですが、実はレッテル張りが非常に効果的ということはご存じでしょうか?
これを言うと『え?レッテル張りって良くないことでしょ?』と仰る方もいるかもしれません。

確かに不当に人柄を決めつけてしまう言動は相手を不快な思いにさせます。
しかし、レッテル張りも上手に使えば、相手に親切な行為が増え人間関係が上手くいきやすくなるのです。

心理学者、ジョアン・グルーセック氏が行ったこんな実験があります。

褒めるのは、行為より人柄。

人間性を褒める。

実験では、ビー玉で遊んでいる子供たちに、ビー玉を友人に分けてくれないか?とお願いをします。
そして分けてもらった後、2パターンの方法で子供を褒めました。

  • ① 『人の役に立つことをした。』『良いことをした。』等、行動を褒める。
  • ② 『素晴らしい子だ。』『人の役に立つ子だ。』等、人柄を褒める。

この2週間後、入院している子供に対しプレゼントを贈った割合を調べました。
すると①行動を褒めるパターンだと10%の子供がプレゼントを贈り、②人柄を褒めるパターンだと45%の子供がプレゼントを贈りました。
つまり人柄を褒められれば、人はその評価に引っ張られより親切になるということです。

実生活で使えるラベリング効果。

褒められれば、それに引っ張られる。

人柄を褒めた子供のほうがより親切な行いをしたのは、ラベリング効果が働いたと推測できます。
ラベリング効果を簡単に説明すると、レッテル張りで言動が変わってしまうことです。

例えば『あなたって怒りっぽいよね。』と人から言われれば短気に性格が傾き、『あなたって穏やかだよね。』と人から言われれば温厚な性格に傾くといったことです。

固定観念や先入観が、人間の行動に影響を与える報告は数多くされています。
先程の実験で、行為を褒めたグループより人柄を褒めたグループのほうが親切な行動が増えたのは、このようなラベリング効果がより働いた為と推測できます。

ラベリング効果はコミュニケーションのテクニックとして非常に使えます。
例えば家族にもっと協力的になってほしいとき『とても頼りになって助かる。』と普段から言ってみるのが効果的です。
逆に頼りないと相手に言えば『自分は頼りないんだ。』という暗示が相手にかかり、ますます非協力的になるでしょう。


誰しも『笑顔が素敵な人だ。』と言われれば自然と朗らかな気分になり『人の話を冷静に聞く人だ。』と言われれば、やはり相手の話に耳を傾けます。
仕事相手や家族でも、ポジティブなラベリングは非常に有効で、相手との関係を円満に保つコツと言えるでしょう。

こんなラベリングはNG。

自分にどんな印象を持っていますか?

ラベリング効果は良い悪い効果の両面ありますが、特に注意しなければいけないのは自分に対するネガティブなラベリングです。
日頃から『自分はダメだ。』『自分は無力だ。』といった口癖がある場合、本当に駄目な方向に引っ張られます。
勿論、何か失敗した時気分が落ち込んでしまうことは仕方ありません。

常にポジティブにいることが正しいとは限りませんし、時には自己反省が必要なこともあるでしょう。
しかし、自虐的な言動が口癖のようになっている場合は、やはりNG。
それはあなたの能力をさげ、結果に結びつかない可能性があります。
失敗してしまったときは『○○がよくなかった。反省し次に生かそう。』と冷静に分析し、無闇な自虐は避けるのが良いでしょう。

記事のまとめ

① 人柄を褒められれば、親切な行いが増える。

② ラベリングを利用し人間関係を良好に保とう。

ぜひ、ご活用ください。

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