こんな人にオススメ
この記事は『トラウマを克服したい』『メンタルを改善したい』人にオススメです。
トラウマを解消する、効果的な方法。

『○○を思い出して辛い…』『過去の苦しみが克服できない』なんて悩みはありませんか?
人は誰しも傷つき心の苦しみを抱えて生きています。
辛かった過去や体験を乗り越えるのは容易ではなく、時間がたっても過去のことで苦しんでしまいます。
だから必死に忘れようとして、嫌な記憶を思い出さないようにします。
ですが、忘れたいからといって、人は簡単に忘れることが出来ません。
嫌な過去を忘れようとしているのに、ふと思い出してしまう自分に嫌気がさす…なんてことは多くの人が経験があるのではないでしょうか?
その苦しみは忘れようとするのではなく、逆に人に話すことで克服できるかもしれません。
トラウマの克服には、辛かった体験を誰かと共有することが効果的だからです。
オックスフォード大学がPTSDを持つ人に行ったこんな調査があります。
人と共有することが最も効果的。

オックスフォード大学がPTSDを持つ人に行ったこんな調査があります。
この調査では嫌な記憶を克服するため、3つの治療法で過去の問題と向き合いました。
・①『カウンセラーに話す』
・②『薬による治療を行う』
・③『同じ経験をした仲間に話す』
その結果③『同じ経験をした仲間に話す』ことが、トラウマの克服に一番効果的だったとわかりました。
つまり、過去は無理に忘れようとするのではなくむしろ誰かと共有することで嫌な記憶が薄まるのです。
様々な実験で人は忘れようとするほど、むしろその記憶が強く呼び起こされるとわかっています。
人の脳は『ポジティブな思考』より『ネガティブな思考』に強く関心があるという報告もあるくらいです。
『過去を忘れなければいけない』という自分を責めるネガティブな感情が、逆にその過去を繰り返し思い出してしまいます。
そのため忘れようとするのではなく『嫌な出来事を紙に書く』『人に話す』といったアウトプットがトラウマ克服に比較的有効で多く実験でそれが報告されています。
トラウマ克服は自分のペースで。

ここまで、一度強く刷り込まれた記憶は誰かと共有することで、苦しみを和らげられると書きました。
しかし注意点が一つあります。
それは効果的だからといって、無理に『過去と向き合うべき!』と自分を追い詰めてはいけないことです。
心の問題は非常にデリケートで、一概にどのアプローチが正解だと判断することは出来ません。
心に蓋をしたいときに話すことを強制されても、ますます傷は深くなるだけです
人に話したくないときは、素直にそれに従うことも大切。
あくまでも大事なのは本人のペースで心の苦しみに対処すること。
過去とどう向き合うかは、本人の自由です。
このことを意識しトラウマ克服に役立ててもらえれば幸いです。
記事のまとめ
①人に話すことでトラウマは改善できる。
②過去との向き合い方は自分のペースで行う。
ぜひご活用ください。