パフォーマンス モチベーション 心理学

結果主義は能力を下げる!?
自己成長に使える努力を褒める心理について解説。

こんな人にオススメ

この記事は『自己成長したい』『努力に効果的なマインドを知りたい』人にオススメです。

結果主義と努力主義、どっちが効果的?

両方大事だが成長するには…。

突然ですが質問です。
あなたは努力を重視するタイプですか?結果を重視するタイプですか?
こう聞かれたとき、『努力も大事だけで、なんやかんや結果のほうが大事だよね…』と考える人が多いのではないでしょうか?

特に仕事やテスト等では、『意味のある数字』を出さないと能力は認められません。
人はどうしても結果を重要視し、結果で人を判断してしまいます。
その為、過程や経過を評価してもあまり意味がない…と考えてしまうことは、ある意味致し方ないこと言えます。

しかしそれでも『努力を褒める』ほうが、自分の為になるかもしれません。
何故なら様々な実験で努力の過程を褒められた方が人の能力が伸び、成長できるという報告があるからです。

ニューヨークの小学校を対象に行われたこんな調査があります。

賢さを褒めると点数が下がる!?

意外な結果に。

この調査では、400人の小学生にパズルを解いてもらうという実験を行いました。
そして点数を伝えるとき、2つのグループにわけて行います

・①『君は頭が良い』と賢さを褒めたグループ。
・②『一生懸命やったね』と努力を褒めたグループ。

つまり褒めるポイントを、①『賢さ』②『努力』とグループ毎によってわけたのです。

さらにこの実験ではテストを複数回行って、テストの点数の変化を見ます。
そして最終的な結果は①『賢さを褒めたグループ』は平均点が約20%マイナスだったのに対し、②『努力を褒めたグループ』は平均点が約30%もプラスとなりました。
つまりこの実験では、努力を褒めるグループのほうが能力が伸びる傾向があり、逆に賢さを褒めるグループは能力が落ちる傾向があるとわかったのです。

結果重視な褒め方は、挑戦する意欲を奪う。

自己成長を妨げる。

先程の実験ではテストを複数回行い、被験者はテストに関する様々な選択も行います。

例えばテストを受ける際、『前回と同じレベルのテスト』か『前回より難しいが勉強になるテスト』を選択したり、テストの結果を伝えるとき『自分より点数が低い人の答案』か『自分より点数が高い人の答案』のどちらを見るか選択できます。

この時①『賢さを褒められたグループ』は『前回と同じレベルの問題に挑戦』して『自分より点数が低い人の答案』を選択する人が多かったそうです。
それに対し①『努力を褒められたグループ』は『前回より難しい問題に挑戦』して『自分より点数が高い人の答案』を選択する人が多い傾向があるとわかりました。

つまり、努力を褒められたグループほど失敗を恐れず挑戦し、尚且つ優秀な人を参考にする傾向があることもわかったのです。

能力の証明は、逆に能力を高めない。

証明に拘らない。

普通に考えれば『前回より難しい問題に挑戦し、高い点数を取る人を参考にする』ほうが賢くなれることは誰でもわかります。
しかし賢さを証明するには、難しいことに挑戦するより簡単なテストで結果を出す方が楽です。

また自分より点数の低い人の結果を見た方が、自分のプライドは守られ賢さを実感できます。
しかしそれでは能力が伸びないことは言うまでもありません
人は賢さの証明に拘ると、逆に賢さから遠ざかる行動を取ってしまうことがあるのです。

逆に努力を褒められたグループほど、挑戦的になり優秀な人を参考にしたのは、賢さの証明に拘らなかったからでしょう。
努力が大事なのであって、結果は二の次。
良い結果が出ても悪い結果が出ても過程を褒められるわけですから、失敗を恐れずに挑戦できます。
能力の証明より過程を大事にする方が結果が出やすいのは、このような心理が働いたと推測できます。


勿論、先程の実験結果があるからといって『結果より努力のほうが絶対に大事!』とは断言できません。
結果を出さねば話にならない状況も様々ありますし、人のタイプによる違いもあります。

しかし、どのような結果が出ても挑戦した自分を肯定し褒めることが出来れば自尊心を守れ次の行動に移せます。
人を褒めるとき、自分を肯定するとき『過程』に注目することを、ぜひお試しください。

記事のまとめ

①努力を褒めた生徒のほうがテストの結果が良くなる。
②賢さの証明は能力を下げる結果に。

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